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【英語の基礎5文型】をTOEIC860の現役家庭教師がわかりやすく解説

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中学英文法
Ryu
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現在中学生の家庭教師をしているRyuです!

このシリーズでは英語学習初心者の方に向けて中学英語をわかりやすく解説しています。

中学英語があいまいな方、中学生の方、高校生の英語が苦手な方など、多くの方の役にたつ記事となると幸いです。

最後に今日勉強した内容を身につけるための宿題も用意しているのでぜひ参考にしてください。

英文法の根幹 5文型について

まず中学英語の学習を始める前に、英文法において非常に重要な、5文型について解説したいと思います。

みなさんは5文型について聞いたことがあるでしょうか?

これから文法を学んでいくにあたって、5文型を意識しているかどうかで、勉強効率に大きな差が出てきます。

5文型というのは簡単にいうと、英語の語順を表す5つの形のことです。

日本語と英語では述語や目的語の順番が異なりますよね。


私は 英語を   勉強する

I    study   English.


簡単な例で言うと上のようなものがあります。

5文型というのはこの順番のタイプ5つを表したものです。

英語が苦手になる原因の一つとして、このように日本語と違った語順であるため、理解しにくい点があります。

しかし、5文型を意識しながら勉強をしていけば、パズルのように英語の構造を理解できるようになり、英語力が飛躍的に上がっていきます。

Ryu
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英語が苦手な人はまずこの「5文型」を意識するようにしましょう!

では具体的に5つのタイプについて解説していきましょう。

5文型の要素について

5文型では英語の要素を記号を使って表します。


S(主語) 

〜 I(私)、 You(あなた)など

これは日本語の主語と同じですね。

動作を行う主体のことを「S」という記号で表します。

V(動詞)

 〜 study(勉強する) 、eat(食べる) など

主語が行う動作のことです。

ここにはbe動詞も含まれます。

O(目的語)

〜 English(英語) 、 apple (りんご) など

動作の対象のことを目的語といい「O」で表します。


I study English.

英語を勉強するなら、英語(English)が動作の対象ですね。


I eat an apple.

りんごを食べるならりんご(apple)が動作の対象です。

C(補語)

名詞を補足して説明する語のことを補語と言います。


She is beautiful.

「彼女人は美しい」という文では美しい(beautiful)というのが、主語のことを説明してますよね。


My name is Tanaka.

また「私の名前は田中です」 という文では田中というのが、私の名前を詳しく説明していますよね。


これらのような主語について説明するような要素を補語といい「C」で表します。

M(修飾語)

修飾語というのは、時間や場所などを表すような語です。

例えば


私は 昨日 英語を 勉強した

I studied English yesterday.


この文では昨日が修飾語となって文を修飾しています。

この要素はなくても文が成立するため、5文型の要素を表す際には省略されます。

文に追加で情報を与えるイメージですね。

Ryu
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ここまでで5文型を表すための文の要素について知っていただけたと思います

では5つの文型のタイプを紹介していきましょう。

第1文型  SV (主語+動詞)

主語の後に自動詞がくる形のタイプです。

自動詞

自動詞というのは、後ろに目的語がこない動詞のことです。

歩く、走る、寝る、立つ、などは後ろに目的語を取りませんよね。

動作の対象となる語がなくても完結するような動詞を自動詞を言います。

他動詞

対して、他動詞というのは後ろに目的語がくる動詞のことです。

食べる、買う、勉強するなどは、後ろに動作の対象となる目的語が必要になります。

第1文型

第1文型の文は次のようなものです。


I run. (私は走る)

I sleep. (私は寝る)


主語と動詞の2つの要素だけで完結する最も簡単なタイプの文です。

注意が必要なのは、場所や時間などがくっついても第1文系の文だということです。


I run in the park. (私は公園で走る)

I sleep in my house. (私は家で寝る)

場所や時間はM(修飾語なので他の文型と間違えないようにしましょう。)

第2文型 SVC (主語+動詞+補語)

第2文型というのはS=Vとなる形の文型です。

補語というのは先ほど説明したように、主語を捕捉的に説明する語のことです。

beautiful(美しい)などの形容詞や、名前などの名詞がきたりします。

Ryu
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第2文型で重要なのは、主語=補語の関係となることです。


I am Tanaka . (私は田中です)

S V C


この文では私(S)=田中(C)という関係になっていることがわかるでしょう。

そのため第2文型の動詞(V)は、主語と補語をイコールにする効果を持つものがきます。

主語と補語をイコールにする効果を持つ動詞には次の2つがあります。

主語=補語にする動詞


・be動詞  (am , are, is)

・become(なる),  seem(ようだ) などの一般動詞


be動詞が主語と補語をイコールにする効果があるのはわかりやすいかもしれません。

I am Tanaka.

(私は田中です。)

I = Tanaka


becomeは(なる)という意味で次のように使います。

He  became   English teacher.    (becameはbecomeの過去形)

彼は  なった    英語の先生に

Ryu
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この文では、彼(S)= 英語の先生(C)となっているのがわかるでしょう。


seemは(ように見える)という意味で次のように使います。

She   seems  sick .

(seems は seemの三人称単数現在形)

彼女は  ようだ  病気の

Ryu
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この文では彼女(S)=病気(C)となっていることがわかると思います。


このように主語(S)=補語(C)となるタイプの英文を第2文型といいます。

第3文型 SVO (主語+動詞+目的語)

第3文型は一番馴染みの深いタイプかもしれません。

動詞の後に目的語がくるタイプの文型です。


I study English. (私は英語を勉強する)

S V O

I eat an apple. (私はりんごを食べる)

S V O


第3文型では目的語をとる動詞、すなわち他動詞が用いられます。

ここで注意が必要なポイントとして、次のような文は第1文型となります。


I  go   to  school .

S V M


一見SVOのようですが、前置詞を用いているため、SV(M)すなわち第1文型となっています。

前置詞というのは、in ,to , with のような後ろに名詞を置くことで、場所や、時間などの修飾節となる語のことです。

Ryu
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withには「一緒」という意味がありますが、「with コロナ」などで「コロナと一緒の生活」という意味で使われていますね。

in the park(公園で)、in Summer (夏に)のように、修飾語(M)として使われます。

第4文型 SVOO (主語+動詞+目的語+目的語)

目的語が2つあるタイプの文型です。

これは物や情報が人に移動する際に使われます。

例えば、「ギブアンドテイク」で知られる、giveという動詞は「与える」という意味ですが

「私があなたにお金を与える」という英文は


I    give    you   money

S V OO

私は  与える  あなたに  お金を


と表されます。

すなわちお金が私からあなたに移動しています。

このような動詞は、移動する先の人(O)と、移動するもの(O)として目的語が2つ存在します。

これを第4文型と言います。

他には見せる(show)や、買う(buy)などがあります。

第5文型 SVOC (主語+動詞+目的語+補語)

最後に第5文型というタイプがあります。

これは目的語(O)=補語(C)となっている文型です。

Ryu
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第2文型が主語=補語だったのに対し、第5文型は目的語=補語となります。

例えば、


I call him Tanaka.

(私は彼を田中と呼ぶ)

S V O C


この文では、彼(O)=田中(C)となっています。

また次のような文も第5文型です。


I  made   you  angry.  

(私はあなたを怒らせる。)

私は  にする   あなたを  怒った状態に

S V O C


この文も、you(O)=angry(C)となっています。

Ryu
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5文型は英文法の基本となる重要な物です!

しっかりおさえましょう!

今日の宿題

5文型を身につけるには実際に出てくる英文をSVOCに分解するのが一番です。

英文が出てくるたびに下に線を引いてSVOCを書き込むようにしましょう。


I study English when I am at home.

study English when I am at home.

S V M 

第3文型


こういうイメージですね。

実際は鉛筆で下に線を引いて、Sとか書く感じです。

5文型に沿って分解していきますが、英文によっては綺麗に分解できないものや、自力では理解できない構造の英文もあります。

そこで精読用の教材を用いて、精読を行っていくのがオススメです。

おすすめ教材

僕のおすすめは「入門英文解釈の技術70」という参考書と、「基礎英文解釈の技術100」という参考書です。

入門編を行った後、基礎の方に移ります。

この参考書は入試に頻出するような英語の構文を使った程よい長さの英文(1ページ分ほど)を、それぞれ、70個と100個も精読することができます。

文法知識を固めつつ精読により、英語力の底上げができます。

デメリット

・量が多いのでかなり時間がかかります。

・基礎的な文法事項がわかってないと難しい

高校レベルの内容なので中学英語が完璧になってから使うのがオススメです。

ただ非常に良書なのでぜひ参考にしてください。

まとめ

・S(主語)V(動詞)O(目的語)C(補語)を用いて、英語の語順のタイプを表したものを5文型という。

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この記事を書いた人

慶応義塾大学理工学部

TOEIC915

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