part2で点数が取れない
part3,4はできるのに、なぜかpart2があまりできない
このような方も多いのではないでしょうか?
part2では、問題文や選択肢が書かれていないため、先読みなどで聞かれることを推測することもできず、純粋なリスニング力が必要となってくるため、意外と苦手な人も多いと思います。
そこで今回はpart2の勉強法と解く際のコツについて解説したいと思います。
part2の問題形式
問題数は25問で、質問文とそれに対する応答文が3つ読まれ、その中から正解を選ぶ形式です。
part3,4と違い、質問文と、応答文が問題用紙に書かれていないため、一回で聞き取る集中力が必要です。
TOEIC公式サイトのサンプル問題を紹介すると次のような形式です。
Where’s the new fax machine?
A Next to the water fountain.
B I’ll send the fax tomorrow.
C By Wednesday.
答え (A)
(参照 https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample02.html)
質問文の形式としては、疑問詞を用いた疑問文や、提案、勧誘の疑問文、また平斜文に対する応答を答えるタイプの問題もあります。
WH疑問文(⭐️⭐️⭐️頻出)
いわゆる疑問詞ではじまる疑問文です。
これが最も多く25問中12問程度出題されます。
初心者の方は、この問題をいかに確実に正解するかが非常に重要です。
先頭でなんの疑問詞が読まれているかを、しっかりと聞き取るようにしましょう。
またWH疑問文では、Yes,Noで答えているものは間違えとなるので注意しましょう。
提案・依頼の文(⭐️⭐️)
提案・依頼の文は
Why don’t you~?「〜しませんか?」のような提案や
Could you ~?「〜してくれませんか?」のような依頼の文があります。
4問程度出題されます。
選択疑問文(⭐️⭐️)
選択肢を示すタイプの疑問文です。
Which do you like, sushi or noodle?
のような文ですね。
Yes,Noが答えにならず、比較的正解しやすいです。
どちらも好きでない、や他の選択肢を示す場合もあるので注意は必要です。
疑問詞を用いない疑問文(⭐️)
疑問詞を用いない疑問文も6〜8問程度出題されます。
これは意味をしっかりと理解して回答する必要があるので疑問詞の疑問文よりも難易度が高いと思います。
平斜文(⭐️)
疑問文ではなく弊社文が出る設問もあります。
これは英文の内容から、求められる答えを推察する必要があるので難易度が非常に高いです。
part2の対策法
part2の対策法の対策方はレベルによって違います。
そこで初心者用と上級者用で解説したいと思います。
初心者むけ対策法
パート2の問題には、ときやすい形式の問題が存在します。
いわゆる疑問詞を使った問題は答えやすいです。
例えば、whereで聞かれたものの応答文は場所を選ぶのが自然ですし、whenで聞かれていたら時をこたえるのが自然です。
このような答えやすい問題を確実に落とさないことが初心者には重要です。
そのためには先頭に読まれる単語がwhereなのかwhenなのかhowなのか注意して聞くことが大切です。
初心者の方はひたすら先頭に流れる音を聞き間違えないように、練習をするのがオススメです。
意外とwhenとwhereを聞き間違えたりする方も多いのではないでしょうか?
また初心者の方はテクニックを身につけるだけでも大きくスコアを伸ばすことができます。
そこで「TOEIC L&Rテスト直前の技術」という教材を用いて、テクニックを身につけるのがオススメです。
この書籍には、問題文で読まれた単語が選択肢で読まれた場合、不正解である可能性が高いなど、役に立つテクニックが多く解説されており、オススメです。
上級者むけ対策法
先ほど紹介したテクニックを用いることで、ある程度の点数を獲得することは可能です。
しかし高得点を目指す方には根本的なリスニング力を底上げすることがオススメです。
新形式となってからpart2では推測を必要とするかなり意地悪な問題が出るようになりました。
例えば
「〜をもってきましょうか?」
という問題文があったとして、そのまま「いいえ、もってこなくていいです」
ではなく「それを見たことがあります」
のような答えとなる場合があります。
これらは単にテクニックだけをみがいても、根本的なリスニング力がないと答えられないため、なかなか高スコアを目指すことが難しくなります。
そこで、ある程度のリスニング力がある方には、シャドーイングを通して、よりリスニング力を完璧にしていくのがオススメです。
これはpart3,4のスコアアップにもつながり一石二鳥です。
僕はシャドーイングを行う際はある程度の長さがある part3,4について行うことをオススメしていますが、part2が苦手な人は、part2について繰り返し行うのがオススメです。
シャドーイングのメリットは聞き取れないところを明確にし、リスニング力を向上できるところにありますが、今回はpart2について繰り返し行うことで、TOEIC特有の出題の仕方がわかります。
すなわちこういう問題で聞かれた時は、こういうふうに答えればいいのかとわかるので、自然とスコアのアップが見込めます。
またpart2は問題文の長さも短く、問題数も少ないため、短期間で繰り返しシャドーイングができ、一気にスコアを上げることが可能です。
シャドーイングの仕方については次の記事を参考にしてください。
part2 解き方のコツ
正解だと思ったらその場でマークする
part2は問題文の時間が短く、先読みなどもできないため、次の問題の先頭を聞き逃すと、みすみす一問落とすことになります。
悩んでも、次の問題が流れるまでには絶対に回答を終えていることが重要です。
そのためにはあってそうと思ったら、その場でマークしてしまいましょう。
万が一あいまいな場合は、残りを聞いて確証が持てない時でも、最初にあってそうだと感じたものをすぐにマークしてしまいましょう。
正解が確信できない問題では、最後まで聞いたときに、迷って答えを変えてしまうことが多いですが、意外と最初に「あってるかも」と思っていたものがあっています。
また悩む時間を減らせるので次の問題に進めます。
適当にやっても3分のいちで当たるし、2択で悩んでるなら二分の一です。
それよりも次の問題を確実に正解する方がスコアは高くなります。
先頭をめちゃくちゃ集中して聞く
part2では先頭のごくをめちゃくちゃ集中して聞くことが重要です。
疑問詞がなんなのか、わかってしまえば、意外とその他が聞き取れなくても正解できる場合があります。
whereで聞かれている回答が「At three o’clock」などなら確実に選択肢から外せますよね。
逆にwhereをwhenと聞き間違えると、一転して間違えを選んでしまいます。
先頭を確実に聞き取る練習をしておきましょう。
問題文で出てきた単語が選択肢に出てきたら間違えが多い
問題文で出てきた単語が選択肢に出てきたら間違えであることが多いです。
これは問題を作る側が正答率を下げるためです。
同じ単語に加えて、似ている単語が選択肢に出てきた時も間違えになる可能性が高いです。
workとwalkのようなものですね。
同じ発音や似た発音が来た場合はむしろ注意が必要です。
もちろん正解となる場合もあるので注意が必要ですが、テクニックの一つとして参考にしてください。