part3で点数が伸びない
part3の先読みの仕方がわからない
part3の勉強の仕方がわからない
このような方も多いのではないでしょうか?
リスニングのスコアを上げるためにはpart3のスコアを安定させることが重要です。
part3はしっかりとした勉強法を知り、テクニックを身につければ飛躍的に点数を上げることができます。
そこで今回はpart3の勉強法と解く際のコツについて解説したいと思います。
part3の問題形式
part3の問題数は39問です。
一個の会話文に対し、設問が3題ですので、会話文が13セットあるパートになります。
形式としては2人または3人の会話を聞き、設問3つについて答えるという問題です。
part2と違い、part3では問題文が問題用紙に書かれているので、先読みが非常に重要になります。
このような選択肢が3つあるイメージです。
part3の対策法
part3の対策法としては
①発音記号の勉強
②リエゾン(音声変化)の勉強
③公式問題集を解きシャドーイング
④テクニックを身につける
という順番で行うのが最も効果的です。
① 発音記号の勉強
リスニングができない大きな原因として発音記号を知らないことがあります。
英語の発音は一見、日本語の発音で代用できそうに感じます。
例えば「the」という単語を単に「ザ」と発音する方が多いですよね。
しかしこの発音は正確には「ðə」と言う発音記号です。
すなわち日本語と英語の発音は実は全く異なるのです。
発音記号がわからないと英語を聞き取ることは不可能です。
もちろん大雑把に聞き取ることは可能かもしれませんが、高得点を目指そうとするとやはり発音記号の勉強が必須です。
日本の英語教育ではほとんど発音記号を教えられませんが、実は数も少なく非常に勉強のコスパがいいです。
発音記号の勉強の仕方については次の記事を参考にしてください。
僕が2ヶ月でTOEIC860とれたのは発音記号を勉強したからだ!
②リエゾン(音声変化)の勉強
もうひとつ英語が聞き取れない原因の1つに、英語のリエゾン(音声変化)について知らないことがあります。
英語は日本語と違い、単語が並ぶと音声変化が生じます。
わかりやすい例で言うと、
shut up (黙れ!)が
「シャットゥ、アップ」ではなく、「シャラップ」に聞こえるというものです。
日本語では単語ごとに発音が分かれているので、音声変化はあまり起きません。
例えばこんな変化は起きませんよね(笑)
私は映画が好きです。
わたしは えいが が すきです。
わたし へいが が すきです
英語では話すスピードが非常に早いので、音が繋がったり、消失したりなどの変化が起きます。
リエゾンを知らないと、単語の発音がわかっていても、変化した音が流れてくるため混乱してしまいます。
リエゾンについては次の記事を参考にしてください。
リエゾンの勉強したら2ヶ月でTOEIC860点 リスニング爆上げ
③公式問題集を解きシャドーイング
TOEICの点数を上げるのに最も有効な方法は、公式問題集をとき復習することです。
TOEICの点数を上げるには試験の形式になれるというのが非常に大切です。
特にリスニングは一度しか読まれないため、試験に慣れていない方はなかなか大変に感じます。
リスニングでは先読みなどのテクニックや、問題をペース良く解くことが重要ですが、これは公式問題集を何度も解くことのよって身につける必要があります。
またスコアアップには解くだけでなく、復習が非常に大切です。
この復習の際には、リスニングパートではシャドーイングを用いるのが有効です。
シャドーイングとは、英語の音声を聴きながら、その後に続けるようにして、自分も発音していくという練習です。
要するに、英語で合唱の「カエルの歌」を歌うイメージです。
英語の影(シャドー)を追うように、自分も発音していきます。
シャドーイングは自分も発音するため、聞こえない音がわかりやすいです。
また英語特有のリズムに慣れることができるので、非常に効果的にリスニング力をあげられます。
正直 part3のスコア自体は先読みなどのテクニックを身につけることで飛躍的に上がります。
しかし、テクニックというのは非常に有効ですが、一方で危険なものです。
どんなことでもそうですが、楽に成果をあげられる方法というのは、使い手がうまく扱うことが重要です。
基礎力がないうちにテクニックに頼ってしまうと、スコアが伸び悩んでしまう危険があります。
まずは根本的なリスニング力を上げることを目指しましょう。
根本的なリスニング力を上げれば、他のパートでももちろん高得点を取ることが可能になります。
シャドーイングに関しては次の記事を参考にしてください。
【2ヶ月でTOEIC860点】リスニング力アップに効果的なシャドーイングのやり方を解説
④ 先読みなどのテクニックを身につける
リスニング力の土台がしっかりとできたら、あとはテクニックを身につけていきます。
part3で高得点を取るための細かいテクニックについて解説していきます。
先読みというのは、会話文が読まれる前に、聞かれる設問についてみておくというものです。
会話文が読まれた後に初めて設問を見ていると、「長文の重要な点」に注意して聞く事ができません。
TOEICでは会話文は一度しか読まれないため、設問をあらかじめみておき、会話文が読まれている最中に、設問に答えてしまうというのが重要になります。
この先読みというテクニックがpart3のスコアをあげるのに非常に有効で、飛躍的にスコアを伸ばすことができます。
しかし、一方で、きちんとしたやり方を練習しないと、ペース配分が乱れ、むしろ点数が下がってしまう原因となります。
先読みのやり方については、先読みができない方向けの記事を参考にしてください。
リスニングが苦手すぎる人へ
リスニング力の上げ方は、その人のレベルによって違います。
というのはリスニングが苦手な原因が人によって様々だからです。
リスニングができない原因には大きく分けて次の2つがあります。
①まず一つ単純に音が聞き取れていない。
②聞き取れてはいるが、英語を理解できていない。
これらの改善方法に関しては次の記事で詳しく解説しています。
【2ヶ月でTOEIC860慶應生】の短期間リスニング力アップ法
明日から使える! パート3を解く際のコツ
パート3のスコアを上げるための方法を解説しましたが、「試験まで時間がなく手っ取り早くスコアを上げる方法を知りたい」という方も多いでしょう。
そこですぐに使えるコツを解説していきます。
会話文の最初に集中する
part3では、何についての話なのかを理解することが重要です。
会話文は30秒から40秒ほどと短いため、最初にしっかりと、何についての話か理解しないと、全く答えがわからない事態となります。
会話文は一度しか読まれないため、序盤を集中してきき、誰が、どこで、何についての話をしているのか確実に理解するようにしましょう。
設問のパターンを見分ける
part3で出る設問には大きく分けて2つのタイプがあります。
・会話の場所や会話の目的など大雑把なことについて聞く問題
・その他細かいことについて聞く問題
・会話の場所や会話の目的など大雑把なことについて聞く問題
こちらは会話文のいろいろなところにヒントがあるため、そこまで注意しなくても大丈夫です。
会話全体から答えを読み取っていきましょう。
・その他細かいことについて聞く問題
例えば次のような問いです。
このような問いの答えは、会話文中で一度しか流れないため、絶対に聞き逃さないように注意が必要です。
そのため先読みの段階で、どちらのタイプの設問かを把握しておき、細かいことについて聞く問題は、とくに注意して聞くようにしましょう。
人名に注意する
パート3では3人が話す問題が出題されたりしますが、この時は設問で人名が出てくる場合があります。
先読みで人名を確認した場合、問題文が読まれているときに誰が何を話しているかを注意して聞くようにしましょう。
リズムが崩れそうになったら潔く捨てる
TOEICではリズムよく解くということが重要です。
すなわち
先読み→回答→次の問題の先読み
というような流れで解く場合、これをできるだけ崩さないようにします。
一問わからない問題がくると、焦ったり、考えすぎて次の問題文を聞き逃し3問全部間違えてしまうというようなことが起こります。
わからない問題が来たら潔く捨て、次の問題の先読みに切り替えるということが非常に大切です。
テクニックを最短で身につけるのにオススメの教材
「TOEIC L&Rテスト直前の技術」という教材がオススメです。
先読みや、文法問題を早く解く方法、リスニングのテクニックなど、様々なテクニックが解説されています。
新形式にも対応しており安心です。
TOEICは模試の慣れや技術が意外と点数に影響を与える試験です。
もちろん模試や試験を何度も受けていけば、慣れていくのですが、期限までに点数を上げる必要がある方などはこの本は有効です。
ただ先ほども話したように、根本的なリスニング力を上げてから、テクニックについて勉強していくことをオススメします。