「TOEIC受け始めたけどリスニングが全く聞き取れない」
TOEIC受け始めたけどリスニングが全く聞き取れない
リスニングが上がらない理由がわからない
楽にリスニングのスコアを上げたい
このような方も多いのではないでしょうか?
TOEICの問題は大学受験のセンターリスニングなどと比べても、問題が多く、会話文も一回しか読まれないため非常に難易度が高いです。
僕自身もリスニングが苦手でセンター試験のリスニングすら全然できず、TOEICのリスニングが解けるようになる気がしませんでした。
しかしステップを踏んでいくことで、リスニング445点、全体で860点まで上げることができました。
本サイトでは英語が苦手な方に向けて、短期間で成績を上げる効果的な方法をシェアしています。
今回リスニングが苦手な方に紹介させていただくオススメの方法が、「リエゾン」を勉強することです。
これはリスニングを聞き取れない大きな原因の一つに、「リエゾン」について知らないことがあるからです。
本記事ではリスニング力アップに欠かせないリエゾンについて解説しています。
また僕が2ヶ月で860点とった際にリエゾンの勉強として使った教材も紹介しています。
リスニングについてどうやって勉強していいか悩んでいる方や、リスニングを楽して上げたい方はぜひご覧ください。
リエゾンとは
さっきから出てくる「リエゾン」ってなんなの?
「リエゾン」とは英語において単語がつながるときに音の変化がうまれることを指します。
わかりやすい例で言うと、
shut up (黙れ!)が
「シャットゥ、アップ」ではなく、「シャラップ」に聞こえるというものです。
日本語では単語ごとに発音が分かれているので、音声変化はあまり起きません。
例えばこんな変化は起きませんよね(笑)
私は映画が好きです。
わたしは えいが が すきです。
わたし へいが が すきです
英語では話すスピードが非常に早いので、音が繋がったり、消失したりなどの変化が起きます。
なぜリエゾンを知らないとリスニングできないのか?
リエゾンを知らないと、単語の発音がわかっていても、変化した音が流れてくるため混乱してしまいます。
スクリプトを見てこの単語だったのかとわかったつもりでも、他の文で違う変化をされたら、また聞き取れず、「リスニングが全然上がらない!」と悩むことになります。
特にリスニングをやってもやっても、聞き取れるようにならないと言う方は、リエゾンなどの発音に関する知識がないことが多い気がします。
これは僕も同様でした。
結果長く、リスニングの上げ方がわからず悩む日々を過ごしました。
でも安心してください、逆に言うとリエゾンについて知り、正しい勉強をしていけば、リスニングが全くできなかった方でも、一気に聞き取れるようになる可能性があります。
ただ単純にリエゾンの種類について知るだけで、急に英語が聞き取れるようになることはありません。
具体的にどういう音声変化が聞き取れないか明らかにして、聞き取れるように改善していくことが必要です。
ステップとしては次のようになります。
①リエゾン(音声変化)のルールを知る
②実際のリスニングの中でどのような変化が起きているかを知る
③自分が苦手なリエゾンを明らかにし克服していく
ではリエゾンの種類について大まかに解説させていただき、実際に僕が使った教材の紹介、また模試の復習に勉強したことを活かす方法を解説していこうと思います。
リエゾン①|連結 (つながる)
単語の末尾の音と、次の単語の先頭の音が繋がり発音されることを連結(リンキング)と言います。
・come on 「カモン」 〜末尾の(m)と先頭の(o)が繋がっている。
・far away 「ファラウェイ」 〜末尾の「r」と先頭の(a)が繋がっている。
などのイメージです。
仮に、come onが「カムオン」と発音されると想定していると、そりゃ聞き取れませんよね。
子音の後に母音が来るときは、音が繋がって発音されると抑えておきましょう。
リエゾン②|同化 (つながって変化)
単語が繋がって、他の音に変わることを同化と言います。
先ほどは音がつながって、切れ目がなくなり、聞き取りにくくなったのが、今回はつづりと違う音になってしまう状態です。
・Could you 「クッジュー」
・get you 「ゲッチュー」
先程の連結で考えると、「クッドゥー」と、「ゲットゥー」と発音されるはずですよね。
同化においてはこのように音が違う音へと変化しています。
リエゾン③|消失 (きえる)
リダクションとも呼ばれる音の消失が英語では発生します。
これはネイティブが早く話す際に、発音をしやすくするために起こります。
これは、同じ子音が重なるときや、末尾に破裂音(p、b、t、d、k、g)などが来る際に起きます。
・take care 「テイケア」 〜同じ子音が重なり、片方が消失
・wake up 「ウェイカ」 〜pが発音されなくなる
リエゾン④|はじき音 (「t」が「ラ」で発音)
これはフラッピングと呼ばれる変化です。
これは「t」が日本語の「ラ」のように発音されるなどの変化のことです。
shut up が
「シャットゥ、アップ」ではなく、「シャラップ」に聞こえると言うようなものです。
「リエゾン」マスターの手順!
①「英語耳」を使って発音記号とリエゾンのルールを知る
②模試をシャドーイングしつつ「リエゾン」をマスターする
①英語耳を使って発音記号とリエゾンのルールを知る
リエゾンを学ぶのにおすすめの教材は「英語耳」です。
この教材は基本的な発音記号とリエゾンを解説しています。
発音記号もリスニングをあげる上で非常に重要です。
発音記号を勉強してからリエゾンの勉強に移りましょう。
発音記号についてはこちらの記事をご覧ください
舌の位置まで図なども用いて詳しく書いてあり基本的な発音記号の練習に打って付けです。
リエゾンについても解説されていて、CDによって練習することでマスターすることができます。
発音記号とリエゾンを両方マスターできる書籍でおすすめです。
これらの勉強はどちらかというと野球の練習のように、舌を動かす練習に近いので、具体的な舌の動かし方まで詳しく解説されている教材がオススメです。
②模試をシャドーイングしつつ「リエゾン」をマスターする
では発音記号とリエゾンのルールを理解した上で、これらの知識を用いてリスニング力を上げていくには、どのように勉強すればいいかについて解説します。
これは僕自身が2ヶ月で860点とったときに行っていた方法です。
①公式問題集を解く (リスニング・リーディング通しで)
②シャドーイングする (次の日)
まず模試を行います。
これは公式問題集などを用いるのがオススメです。
またリスニングパートと、リーディングパートを区切らずに、2時間通しでおこないましょう。
そしてその日か次の日にリスニングの復習を行います。
これにはシャドーイングと言う方法を用います。
シャドーイングというのは、合唱のカエルの歌のように英語の音声の後に続けて自分も発音する方法です。
聞き取れない部分を明確にできリスニング力アップに打ってつけです。
詳しくは次の記事をご覧ください。
自分で発音することで、発音ができない部分、すなわちわからない部分を明確にできます。
そしてわからない部分について、なぜわからないかを考えます。
わからない原因は
・単語がわからない
・リエゾンに気づかなかった
のどちらかであることが多いです。
ここで単語がわからない場合は、覚えればいいのですが、リエゾンの場合はスルーしてしまうことが多いです。
皆さんは英語耳でこの記事や英語耳で「リエゾン」のルールを勉強したので、どういうリエゾンによって聞き取れなかったかわかるはずです。
リスニングはわからなかった理由を明確にし、なくしていけば、リスニングは絶対に上がります。
自分が苦手なリエゾンは何度も聞き、自分でも発音してみることで克服しましょう。
まとめ
今回はリスニング力が伸びない原因であることの多いリエゾンについて解説しました。
①リエゾン(音声変化)のルールを知る (英語耳)
②実際のリスニングの中でどのような変化が起きているかを知る (模試の復習)
③自分が苦手なリエゾンを明らかにし克服していく (シャドーイング)
英語耳を活用してリエゾンを練習してください
模試の復習では、
・シャドーイングによって聞き取れない点を明確にし、
・その理由を、単語がわからないからなのか、リエゾンに気づかなかったのか分析し、
・わからないところをなくしていけば、リスニングは絶対に上がります!
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