突然ですが、TOEICのリーディングって多すぎますよね。
毎回10問以上解き終わらない、、
模試をやっていても、結局最後まで解きおわらない、
とき終わらないせいで、リーディングのスコアがなかなか伸びない
このように歯痒い思いをしている方も多いのではないでしょうか?
とき終えることができないと、高得点を目指すのは難しくなってしまいます。
今回はTOEICの時間が足らず、最後の方がマークシートの塗り絵になってしまう方に向けて、パート5の解き方を改善すべし、というお話をさせていただきます。
僕自身もパート5の解き方を見直した結果、最後まで解けるようになり、2ヶ月ほどの勉強時間で、リーディングを415点取ることができました。
今回の記事では、全てとき終わることのメリットと、パート5の解き方を改善するといいよー、というお話しをしています。
とき終わらずに悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
最後まで解き終わるメリットは?
まず、最後まで解き終わるメリットについてお話ししたいと思います。
もちろん、全て解けた方が点数が上がるからメリットがあるのは、当たり前だろうという思うでしょう。
しかし、それ以上のメリットがあります。
全て解いたことのない方は、後半の方が難しい問題になると考えていないでしょうか?
昔のTOEICはそのような傾向がありました。
しかし、今は難易度が前半後半に関わらず、均等に配置されています。
ということは前半に難しい問題が配置され、後半に簡単な問題が配置される可能性もあるということです。
実際最後まで解いてみると分かるのですが、後半の問題は、文が3つの問題となっていて一見難しそうです。しかし意外と情報を探すだけで答えが見つかるような、解きやすい問題です。
すると、最後まで解き終わらない人は、前半難しいところで時間を使いすぎ、後半の簡単な問題が解けずに、全部解ける人との間に、実力以上のスコアの差が現れることになってしまいます。
そのため問題を全て解き終わるということは、思っている以上にメリットが大きいのです。
パート5の解き方を見直すべし!
ここで、問題を解き終わらないのは、英語を読むスピードが遅いからだと考え、速読のテクニックが必要なのでは、と考える方もいるのではないでしょうか?
確かに読むスピードを向上させるために、速読のテクニックは有効かもしれません。
しかし、精読や文法の知識が不完全な段階で速読のテクニックだけによってスピードを上げるとスコアの上がり方に限界が訪れるでしょう。
まずは次の方法を試してから、読書スピードを上げる方法へ移っていただきたいです。
① 精読と多読によって根本的な読解速度を上げる
まず精読を行います。
精読とは英語の構文をゆっくりと要素に分解していく行為です。
基本的にはいわゆる5文型に分解していきます。
これは僕が高校時代センターで9割以上、東大の2次でも高得点を出すことができた王道の英語勉強法です!
精読のメリットは大量におこなうことで、英語を語順通りに、自然に理解することができるようになる点です。
これにより返り読みすることがなくなり、自然と読む速度が上がります。
返り読みというのは、英語を日本後の語順で理解しようとするために、後ろから前に戻るように読んでしまうことです。
つまり、
I study English at home every day.
という英文を、最後の単語から、
毎日、家で、英語を、勉強します、私は、
というように、一度英語を最後まで見てから、戻るように訳してしまう癖のことです。
英語と日本語の語順が違うために、返り読みをしてしまう人は多いです。
しかし、これをするとどうしても読む速さが遅くなってしまいます。
{そこで英文を語順通りに理解することが重要です}
そのためには精読が非常に有効です。
詳しくは次の記事を参考にしてください
精読を行った後は、そこに多読を加えます。
多読というのは、洋書や英語のニュースなどを大量に読む行為です。
基本的に読解速度は読む量に比例して上がっていきます。
これは英語圏の学生が年齢が上がるほどどんどん読解速度が上がっていくことからもわかります。
- Third-grade students = 150 words per minute (wpm)
- Eight grade students = 250
- Average college student = 450
- Average “high level exec” = 575
- Average college professor = 675
- Speed readers = 1,500
- World speed reading champion = 4,700
- Average adult: 300 wpm
(参照https://www.forbes.com/)
多読は急速に英語力を上げるものではありませんが、慣れると楽しく英語力をあげていくことができます。
また300万語読むと、一年留学したのと同等の効果がある、と言われるように、継続すれば非常に大きな効果があります。
おすすめは、ハリーポッターなど、シリーズもので好きなものを読むことです。多読は楽しくないと続かないので、面白い本を読むのが重要です。
またシリーズものなら一巻読めれば、その後の巻もどんどん読み進めていくことができオススメです。
僕もハリーポッターを5冊ほど読みましたが、返り読みはなくなり、英語の理解速度も向上するため、リスニングにも良い影響を与えると実感しました。
②パート5の文法問題を早く解く
パート5は、問題数が多く、文法問題で、また頻出する形式も決まっているため、テクニックを身につけることで、大幅に時間短縮と、スコアアップができます。
また、ここの時間短縮により長文を解く時間が増えれば、必然的に簡単な長文を解く時間も増えスコアを大きく上げることができます。
具体的な勉強法としては次のようになります。
・「TOEIC L&Rテスト直前の技術」で、パート5を早く解くテクニックをマスターする
・「出る1000」で、文法の頻出問題を完璧にし、瞬殺できるようにする
これによりパート5の大幅な時間短縮が可能となり、長文の解く問題数を増やすことができるようになります。
ここまでこなしてまだ時間が間に合わないという方は、次のリーディングスピードを上げる記事も参考にしてください。
すぐにスコアを上げるためのコツ
もうTOEICの試験まで時間がない!
手っ取り早く点数を上げるコツを教えて欲しい
このような方向けにすぐにスコアを上げるためのコツを紹介したいと思います。
①パート5の品詞問題を瞬殺する
パート5の品詞問題とは次のような当てはまる品詞を選ぶ問題です。
No. 103 Gyeon Corporation’s continuing education policy states that ——- learning new skills enhances creativity and focus.
(A) regular
(B) regularity
(C) regulate
(D) regularly
正解は(D)です。
(参照 https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample05.html)
ここでregular は形容詞または名詞、regularityは名詞、regulateは動詞、regularly副詞です。
これがなぜ瞬殺できるかというと、英文を全て読まなくても、空欄の前後を見るだけで答えることができるからです。
すなわち英文の構造的に必要な要素を補うだけ正解を選べます。
文法の基礎力をつけ、精読を行っていれば、英文構造から瞬時に正解を選べます。
ここで重要なのは選択肢の品詞がなんなのかわかることです。
英語学習を今までしっかりとしてきた人は、意外と雰囲気で大体の単語の品詞がわかったりします。
今回は語尾から品詞を判別する方法を紹介します。
副詞に関しては上の形容詞の語尾にlyをつけたものが多いです。
パート7から先に解く
パート7が解き終わらないという方は、先にパート7から解くのがオススメです。
パート7は長文問題のため、後半の時間がない時に解くと、焦ってしまい正答率がかなり下がったり、時間がかかり解き終わらなかったりします。
実際は難易度が高くない長文が多く、焦らず解けば正解できます。
リスニングが終わり落ち着いているときに、パート7を終わらせ、その後に文法問題にうつるというのがオススメです。
パート5や6は先ほどの品詞の知識や、テクニックを知っていれば、ほぼ読まずに正解できる問題も多く、多少焦っていても正解できることが多いです。
ただこれはあくまで時間があれば長文を解ける、という人に効果的な方法です。
逆に文法知識が少なく長文が苦手というTOEIC初心者の方は、あまりスコアが伸びない可能性があるので注意してください。
まとめ
パート5対策
①精読と多読により、根本的な読解速度を上げる
②パート5の時間短縮により、パート7の時間を増やす
時間を増やせれば、解く問題が増えるのはもちろん、意外と簡単な、後半の長文を解く時間ができるので、メリットが大きいです。
・プラスアルファのコツとして、品詞問題を瞬殺する、パート7を先に解くのもオススメです。
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