現在中学生の家庭教師をしているRyuです!
このシリーズでは英語学習初心者の方向けに中学英語をわかりやすく解説しています。
中学英語があいまいな方、中学生の方、高校生の英語が苦手な方など、多くの方の役にたつ記事となると幸いです。
今回は比較について説明していきます。
比較
比較とは文字通りものを比べる英文です。
比較の文には、
①2つのものや人を比較する文
②3つ以上のものや人を比較する文
があります。
①2つのものや人を比較する文
2つのものや人を比較する文では、
「AがBより大きい」のような、片方が程度が大きいことを表す比較級
「AとBは同じくらい大きい」という、2つが同程度であることを表す原級
があります。
A>B (比較級)
A=B (原級)
②3つ以上のものや人を比較する文
3つ以上のものを比較する場合は、「Aがクラスで最も背が高い」のような、最も程度が大きいものを表す最上級を用います。
A>B・・>E・・>・・(最上級)
原級
2つのものが同程度(=)であることを表すときには、( as 〜 as )を用います。
ルールとしては
「〜の部分に形容詞を入れて、be動詞の後におく」
ことで2つのものが同程度だと表せます。
I am as tall as you.
私はあなたと同じくらい背が高い。
ここではtall(背が高い)という形容詞をas asで挟んでいます。
このas as がイコールのイメージです。
I am as tall as you.
I = you
比較級
比較級は2つのものや人を比較します。
比較級で用いるルールとして次のようになります。
①形容詞や副詞を比較級の形(語尾にerをつける、または前にmoreを先頭につける)に変化させる。
②形容詞の後ろにthan(〜よりも)を置く
A>Bのイメージとすると
A is taller than B.
(AはBよりも背が高い。)
のようになります。
tallは比較級のかたちに変化しています。
erがついていますね。
さてここで比較級の変化の仕方について説明します。
短い単語(2音節以下)はerをつける
音節が2つ以下の短い単語は語尾にerをつけるだけですが、このerの付け方にもルールがあります。
①子音+yで終わる形容詞はyをiに変えてerをつける
easy→easier
happy→happier
よくある「yをiに変えて」のやつですね。
②一つの母音+子音で終わる単語は子音を重ねてerをつける
big→bigger
母音が一個のやつは語尾の子音を重ねます。
長い単語(3音節以上)はmoreをつける
difficult → more difficult
beautiful → more beautiful
ここで音節というのは、ほぼ母音の数と同じ意味です。
ほとんどの単語はこのルールに従いますが、slowlyやquicklyは音節が2つでもmoreを用いるので気をつけましょう。
要は長い単語は先頭にmoreをつけるってルールです。
最上級
最上級は3つ以上のものを比較する場合に用います。
3つ以上のものの中でどれが一番程度が大きいかを表します。
最上級の作り方は次のようになります。
①形容詞や副詞を最上級の形(語尾にestをつける、または前にmostを先頭につける)に変化させる。
②形容詞の前にtheをつける。
I am the tallest in my class.
(私はクラスで一番背が高い。)
This question is the most difficult in this exam.
(この問題がこのテストで一番難しい。)
3つ以上のものの中で最上であることを示すため、当然ですが最後に、なんの中で最上なのかを表さねばなりません。(in my calss や in this examなど)
estをつけるかmostをつけるかのルールは比較級のときと同じです。
不規則変化する形容詞
比較級と最上級の変化のルールを説明しましたが、不規則に変化する形容詞がいくつかあるので覚えておきましょう。
better, best
good , wellは次のように変化します。
比較級〜better
最上級〜best
ベストは聞いたことある人もいるかもしれません。
more, most
many, muchは次のように変化します。
比較級〜more
最上級〜most
worse, worst
badは次のように変化します。
比較級〜worse
最上級〜worst
less, least
littleは次のように変化します。
比較級〜less
最上級〜little