接続詞
接続詞とは、本来2つの文を、1つの文にすることができる単語のことです。
英語には5文型というものがありますよね。
5文型というのは主語、動詞、目的語、補語などの要素で作られる英語の形のことですが、一つ一つの英文はこのルールに従ってできているので、文同士を無理やりくっつけることが出来ません。
どういうことかというと、
日本語では「私は背が高く、あなたは背が低い。」
という文を一文で表せますが
英語では
I am tall. You are small.
と二つの文で表します。
なぜかというと、これらを要素に分解すると次のようになるからです。
I (S) am(V) tall(C). You(S) are(V) small(C).
ここでS=主語、V=動詞、C=補語を表します。
第2文型(SVC)で表される2文があったとき、そのまま繋げてSVCSVCという英文は作れないよーということですね。
そこで必要となってくるのが、文を繋げる効果を持つ接続詞です。
接続詞には等位接続詞と従属接続詞という2つがあります。
等位接続詞
等位接続詞とは2つの文を対等の関係で繋ぐものです。
例えば先ほどの「私は背が高く、あなたは背が低い。」ならandを用いて
I am tall and you are small.
のようにかけます。
他にも次のような等位接続詞があります。
・but〜しかし
I bought the book, but it is not interesting.
(その本を買ったが、面白くなかった。)
・or〜 AかBかなどで用いる。
I want the bag or the wallet.
(そのカバンか財布が欲しい。)
従属接続詞
従属接続詞は「時、理由、条件」などを表すことができる接続詞です。
なぜ従属接続詞というかは、「時、理由、条件」はもう一つの文に情報を補足するような文だからです。
そのためもう一つの文に、従属させる接続詞ということで従属接続詞といいます。
when(時の接続詞)
例えば次のような2文があるとします。
お父さんが家に帰ってきました。
My father came home.
そのとき私は勉強していました。
I was studying then.
このような文をひとつにまとめると、
I was studying when my father came home.
お父さんが家に帰ってきたとき私は勉強していました。
のようになります。
whenのよってふたつの文を一つにしているわけです。
お父さんが帰ってきた時というのをwhenを用いて、「I was studying」という文に従属させています。
because =理由(〜なので)
becauseは理由を表す従属接続詞です。
I am tired because I walked for two hours.
(2時間歩いたので、私は疲れています。)
「I am tired.」という文に、becauseを使って「I walked two hours.」という文を従属させています。
if=条件 (もし〜ならば)
ifは条件を表すことができる従属接続詞です。
If it rains tomorrow, I will stay home.
(もし雨が明日降ったら、家にいます。)
「I will stay home.」という文にifを使って「it rains tomorrow.」という文をくっつけています。
注意点
注意するポイントが2つあります。
① 接続詞の中は未来のことも現在形で書く
注意するポイントとして、接続詞が導く節の中では、未来のことも現在形で表すと覚えておきましょう。
つまり、明日雨がふるという文も、if という接続詞の後に続く場合は、
If it will rain tomorrow,〜ではなく
If it rains tomorrow,〜と表すということです。
②接続詞が前に来るときはカンマが必要
If it rains tomorrow, I will stay home.
のように接続詞が前に来る場合、節の終わりにカンマ(,)が必要です。