先読みができない!
なんで先読みできないかわからない
こんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
先読みができない人は実は速読を練習すべきなんです。
今回は先読みができない原因と、オススメの練習法、また時間がない人向けのコツを解説します。
先読みに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
先読みとは
先読みというのは、会話文が読まれる前に、聞かれる設問についてみておくというものです。
TOEICのリスニングのパート3と4には先読みの技術が必須となります。
TOEICのパート3、4では、1分ほどの会話文が読まれた後に、問題文と選択肢が3セット読まれます。
(参照 公式サイト Part3サンプル問題)
このような問題が3つあるイメージですね。
会話文が読まれた後に初めて設問を見ていると、「長文の重要な点」に注意して聞く事ができません。
TOEICでは会話文は一度しか読まれないため、設問をあらかじめみておき、会話文が読まれている最中に、設問に答えてしまうというのが重要になります。
先読みのメリット
先読みには次のようなメリットがあります。
①聞くべきポイントを意識しながら会話文をきける
あらかじめ選択肢を見ておけば、何を答えなければいけないのか、注意するポイントがわかります。
これはTOEICにはとても重要です。
なぜならTOEICは一回しか読まれないからです。
そのため先読みしない場合、設問に答えるまで、会話文を全て覚えておかなければいけません。
これは非常に大変です。
日本語でも大変でしょう。
ましてや英語です。
何を聞き取るべきかわかった上で会話文を聞くことで、その部分を聞き逃すことが圧倒的に少なくなります。
②設問から会話文の内容が予想できる
問いを見るだけである程度読まれる内容を推測することができます。
例えば
「What does the woman’s company sell?」
と言う問いを見れば、少なくとも会社についての話が来るんだな、と言うヒントが得られ、なんの会社なのか注意しようと考えることができます。
これは小さいように見えて、リスニングが苦手な人にはかなりのアドバンテージになります。
リスニングのスコアが高い方は必ずしも全てを聞き取っているわけではなく、このように注意するべきポイントを抑えて得点していっています!
リスニングは45分もありずっと全てに集中して聞くのは大変です。
重要なポイントを理解し集中力を注ぐことでスコアを大幅にアップできます。
先読みができない人の特徴
先読みができない人の特徴には2つあります。
①完璧主義
②速読力がない
①完璧主義
完璧主義の人は全ての問題を正解しようとしてしまいます。
TOEICではわからない問題は潔く捨てる勇気が必要です。
スコアを上げようとするなら、1問を捨ててでも次の3問を確実に正解することが重要です。
先読みには次のようなリズムを崩さないことが重要です。
分からないに拘ると、このリズムが崩れてしまいます。
問題を捨てる潔さを持ちましょう。
②速読力がない
先読みと聞くとリスニング力が重要のようですが、実はリーディング力が大きな影響を与えます。
先読みの流れとしては
問題を先に見ておいて、会話文が流れている最中に回答、問題文が読めれている時に次の問題を見ておく
という手順です。
この手順を守るためには、問題文が読まれている時間内、つまり3つの設問が流れている間に、次の問題の設問を読むことが必要です。
設問4つが3題あるため、リーディングスピードが遅いと、間に合いません。
先読みができない人は実は先読みの仕方が間違っているのではなく単純にリーディングスピードが足りていないことが多いです。
そこでオススメの方法は2つです。
①Part3、4の設問の速読練習を行う
②速読力をつける
①Part3、4の設問の速読練習を行う
復習の際にスクリプトを見るだけでなく設問の速読練習を行いましょう。
問題文が読まれる時間は40秒ほどであるとこが多いので、40秒で(4つの選択肢✖️3題)を読んでおく練習をしておくと効果的です。
この時ポイントは本番を意識して、設問から内容を推測する練習をすることです。
問題文から「こういう内容が来るかな」と推測、もう一度音声を聞いて見るという練習をしておくと効果的です。
先読みの効果を最大限に発揮するには漠然と先読みするのではなく、問題文から答えを推測する意識を身につけていきましょう。
②速読力をつける
根本的な速読力を上げることは先読みだけでなく、リーディングパート全体のスコアアップに効果的です。
特に毎回問題を解き終わらない、という方は速読力をつけるようにしてみましょう。
速読力を上げるには次の記事を参考にしてください。
とはいえ読解速度はすぐには上がりません!
TOEICの試験まで時間がないという方向けの裏技を紹介します。
先読みの裏技
①問題文は見ておく、選択肢は部分的に見る!
全ての選択肢を見ようとすると先読みの時間が足りなくなる可能性があります。
問題文を見るだけでも、会話文の推測と注意すべきポイントを意識することは可能です。
よく選択肢を全て覚えようとする方がいますが、それは必要ありません。というかなかなかきついです。
おすすめは問題文は見て、選択肢は何個かをみておく、という感じです。
問題文だけ見ておけば、何を注意して聞くべきかがわかります。
また選択肢はふわっと見ておけば、かなり聞くべきポイントが絞られるのでオススメです。
また選択肢も一単語のものと、かなり長い文のものがあります。
(参照 公式サイト Part3サンプル問題)
例えばこの2つでは読むのにかかる時間が違いますね。
単語の方は全部目を通しても時間が足りますが、長い文の方は時間も足りないし、覚えておくことも難しいので全部を見ようとせず部分的に見ればオッケーです。
長い設問文の場合はふわっと「疑問視使われてるな、どの疑問詞に合うか注意が必要だな」と考えておくイメージです。
もちろん読むのが早い方は読んでおくのがオススメです。
②最初の語(a at she とか)は無視
これはどう言うことかというと、
(参照 公式サイト Part3サンプル問題)
例えばこのような問題があったとき、全部の問題の「she」を読んでしまう方がいますが、それはかなり時間の無駄です。
問題文で「なぜ彼女は言ったのか」と聞かれているので、Sheを読む必要はありません。
極論言えば、後ろの、disagrees, like an explanation, disappointed, surprisedだけ見ておけば答えられます。
また次のような問題も「At」は無視するべきです。
(参照 公式サイト Part3サンプル問題)
hotel, department store, restaurant, call center がわかれば充分ですよね。
なんなら「At a」は指で隠して後ろだけ読むくらいでいいです。
だってこれでも意味わかりますよね。
先読みは1秒、2秒の差が大きいので、できるだけ時間を短縮できるようにしましょう。