現在中学生の家庭教師をしているRyuです!
このシリーズでは英語学習初心者の方に向けて中学英語をわかりやすく解説しています。
中学英語があいまいな方、中学生の方、高校生の英語が苦手な方など、多くの方の役にたつ記事となると幸いです。
今回は英文の4つの形についてわかりやすく解説します。
平斜文(普通の文)
平斜文というのはいわゆる疑問でも否定でも命令でもない普通の文です。
① I make cake.
(私はケーキを作る)
② You are Tanaka.
(あなたは田中です)
みたいな5文型の語順通りの普通の文のことです。
疑問文
では疑問文と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
疑問文とは相手に物事をたずねる文ですね。
つまり、先ほどの①があなたはケーキを作りますか?
②があなたは田中ですか?となるイメージです。
疑問文にするときは、be動詞と一般動詞の場合で異なります。
be動詞の疑問文
S(主語)とV(be動詞)をひっくり返すだけです。
あとは最後にはてなをつけるのを忘れないように。
You are Tanaka.
(あなたは田中です)
Are you Tanaka?
(あなたは田中ですか)
答え方は次のようになります。
Yes, I am.
(はい、そうです)
No, I am not.
(いいえ、違います)
ここで主語がI(私)に変わっているのが注意が必要です。
「あなたは田中ですか?」と聞かれているため、答え方は当然、「私はそうです」「私は違います」となりますよね。
一般動詞の疑問文
一般動詞の場合は注意が必要で、先頭にDoをつけることで疑問文になります。
You play baseball.
(あなたは野球をする)
Do you play baseball?
(あなたは野球をしますか)
答え方は次のようになります。
Yes, I do.
(はい、そうです)
No, I do not.
(いいえ、違います)
先ほどのbe動詞の部分がdoに変わっていますね。
疑問詞の疑問文
疑問詞というのは、文の先頭に置くことで、
「誰が」who
「いつ」when
「どこで」where
「何を」what
「なぜ」why
「どのように」how
などの5W1Hを聞くことができます。
加えて、
「どっちが」which
「誰の」whose
などの疑問詞もあるので覚えておきましょう。
使い方は次のようになります。
① when(いつ)、where(どこで)、what(何を)、why(なぜ)、how(どのように)
疑問文にし、先頭に疑問詞をくっつけるだけです。
例えば
あなたは何を勉強しますか?
What do you study ?
これは「あなたは勉強しますか?」という疑問文の先頭に疑問詞の「what」をくっつけることで、何を勉強するのか聞いています。
どこで勉強するのか?なら「where」を
いつ勉強するのか?なら「when」を用います。
答え方としては、具体的に聞かれていることを答える英文になります。
先ほどの何を勉強するか聞かれている場合、
I study English.(私は英語を勉強する。)
のように答えます。
how(手段や方法)
howの使い方は、どのように学校に行くかなど手段を聞くのに使います。
How do you go to school?
あなたはどのように学校にいきますか?
のような疑問文ですね。
このときの答えたかたは、手段にbyをつけることで答えます。
車で行くなら「by car」、自転車で行くなら「by bicycle」のように使います。
I go to school by car.
私は車で学校に行きます。
I go to school by bicycle.
私は自転車で学校に行きます。
②who(誰)、what(何)
whoとwhatは英文の中で、主語(S)として働きます。
そのため、主語をwhoとwhatに置き換えることで疑問文にできます。
つまり、
I play baseball.
私は野球をする。
この文を「誰が野球をしますか?」という文に変える場合
Who play baseball.
誰が野球をしますか。
というふうに主語(S)の部分を疑問詞に置き換えるだけでいいです。
これはなんですか? やこれは誰ですか?
の場合は
What is this?
Who is this?
でOKです。
③その他特殊な疑問文
そのほかに
年齢
How old are you?
あなたは何歳ですか?
個数をたずねるとき
How many books do you have?
あなたはいくつ本を持っていますか
これは個数をたずねたいもの(上の英文では本)の複数形をHow many の後にくっつけた形の疑問文です。
複数形にするのを忘れないことが重要です。
誰の持ち物かたずねる時
誰の持ち物か訪ねるときはwhose(誰の)を用います。
Whose books do you have?
あなたは誰の本を持っていますか
whose + (誰のものか聞きたい名詞) という形です。
否定文
次に否定文について説明します。
否定文とは動作を否定するタイプの文のことです。
勉強しないや、納豆が好きではない、みたいな文ですね。
これもbe動詞と一般動詞によって書き方が異なります。
be動詞の否定文
be動詞の否定文では、be動詞の後にnotをつけることで作れます。
I am Japanese.
(私は日本人です)
I am not Japanese.
(私は日本人ではありません)
一般動詞の否定文
これには先ほど一般動詞の疑問文で使ったdoにnotをつけた、do not を用います。
I study English.
(私は英語を勉強します)
I do not study English.
(私は英語を勉強しません)
構造的にはbe動詞も一般動詞も、not か do not つけるだけです。
省略形
・do not =don’t
・are not=aren’t
・is not=isn’t
これらは使いやすい方を使ってください。
問題によっては語数に合わせて使い分けることが必要になります。
命令文
命令文とは相手に命令する形の文です。
①一般動詞の命令文
勉強しろ!といいたい時は
I study English.
の主語を抜いて、
Study English!
とすれば勉強しろ!という意味になります。
②一般動詞の否定の命令文
逆に勉強しないで! という場合は主語を抜いた後、don’tをつけて
Don’t study English!
となります。
③be動詞の命令文
be動詞の文は注意が必要で、be動詞の原型を用いて、
Be quiet! (静かにしろ!)
と表します。
これは
I am quiet. (私は静かです)
の主語を抜いて、be動詞を原型に戻したイメージです。
④be動詞の否定の命令文
be動詞の命令文の否定型は、先ほどのbe動詞の、命令文の先頭にdon’tを置くことで表せます。
Don’t be noisy! (うるさくしないで!)
のようになります。
丁寧な表現
命令文の先頭にpleaseやLet’s をつけることで丁寧な命令文を作ることができます。
①please(してください)
命令分の文頭や文尾にpleaseをつけると、してください、という丁寧な表現になります。
Open the door, please.
(ドアを開けてください)
Please be quiet.
(静かにしてください)
②Let’s(しよう)
命令文の先頭にLet’s をつけると(〜しよう)という提案を表せます。
Let’s dance. (踊りましょう)
「レッツゴー」みたいなイメージですね。
今日の宿題
まとめ
・今回は文の4つの形を勉強しました。
・ルールをきちんと覚えて自分で文を作ってみて練習しましょう。