リスニングのスコアは安定してきたけど、リーディングのスコアがなかなか伸びない、という方も多いのではないでしょうか?
TOEIC800や900を目指す場合、リスニングに加えて、リーディングパートの点数も伸ばして行くことが重要です。
今回はリーディングパートが伸びない人にありがちな、原因と対策法について解説したいと思います。
リーディングパートが伸びない原因5つ
結論から言うとリーディングパートが伸びない原因は大体この5つです。
順に解説します。
原因の見分け方
リーディングパートが伸び悩んでいる方が、原因を知るためにやってほしいこととして、「TOEIC模試を時間無制限解く」ということをやってみてほしいです。
模試を時間無制限で解いて、長文がしっかりと解ける人は、基礎力に問題がなく、読むのが遅い、またはpart5の解き方が悪く無駄に時間を使っており、長文の時間がなくなってしまっている場合が多いです。
逆に時間無制限でも、長文の正答率が悪い人は、単純に基礎力不足です。
とりあえず文法は完璧、単語帳完璧にしましょう。
対処法について、とりあえず②の基礎力不足の人について解説します。
基礎力(文法)
文法できない人はとりあえず公式問題集やる前に文法書完璧にしましょう。
高校までの文法で十分ですし、下のみたいな薄いやつでいいので、ぱぱっと勉強しましょう。
文法ができてないと、長文や公式問題集をやる際の効率も圧倒的に落ちるので早急に完成させましょう。
基礎力(語彙)
あと語彙数が足りてない人は増やしましょう。
とりあえず単語帳を完璧にしましょう。
単語帳は覚えるの苦手な人も多いと思うので、「【英単語が覚えられないのは記憶のメカニズムを理解してないから!?】TOEICスコアを爆上げする記憶法」の記事参考にしてください。
で、注意が必要なのが、単語帳で覚えた単語って意外と、長文のスコアアップに繋がりにくいってことです。
やっぱり単語帳じゃなくて、文の中で覚えた単語の方が、長文のスコアアップに直結しやすいイメージがあります。
なので単語帳と平行して、「でる1000」っていう文法書やりましょう。
part5に出る文法問題が1000個収録されている参考書です。
文法問題の中で、単語帳で覚えた単語がどのように使われているか知ることで、より実用的な語彙力をつけられます。
あとでpart5の解き方についても解説しますが、part5対策にもなるので一石二鳥です。
使い方は「【こう使えば900点超え可能】でる1000の使い方をTOEIC915の僕が解説」の記事を参考にしてください。
じゃあそろそろ、①の基礎力は完璧だけどリーディングパートが伸び悩んでいる人の原因と対策について解説します。
パート5の解き方
リーディングパートで高得点をとるにはpart5の解き方が非常に重要です。
なぜかというと、リーディングパートは問題がめちゃくちゃ多いので、part5で時間使いすぎると、ほぼ時間切れになるからです。
で、時間切れだと当たり前ですが、スコア伸びません。
ぶっちゃけ時間さえ間に合えばリーディングパートは高得点可能です。
理由はリーディングパートの長文の難易度はそこまで高くないからです。
特に基礎力がある人は、時間さえ間に合えば十分高得点が可能です。
part5をできるだけ早く解くためにオススメの方法は品詞問題を瞬殺するということです。
品詞問題は瞬時に解く
品詞問題とは次のような、空欄にふさわしい品詞の選択肢を選ぶ問題です。
No. 103 Gyeon Corporation’s continuing education policy states that ——- learning new skills enhances creativity and focus.
(A) regular
(B) regularity
(C) regulate
(D) regularly
正解は(D)です。
ここでregular は形容詞または名詞、regularityは名詞、regulateは動詞、regularly副詞です。
これがなぜ瞬時に答えられるかというと、英文を全て読まなくても、空欄の前後を見るだけで答えることができるからです。
すなわち英文の構造的に必要な要素を補うだけ正解を選べます。
文法の基礎力をつけ、精読を行っていれば、英文構造から瞬時に正解を選べます。
ここで重要なのは選択肢の品詞がなんなのかわかることです。
英語学習を今までしっかりとしてきた人は、意外と雰囲気で大体の単語の品詞がわかったりします。
今回は語尾から品詞を判別する方法を紹介します。
副詞は形容詞の語尾にlyをつけたものが多いという特徴があります。
細かい解き方については「【TOEIC Part5が伸びない人】によくある原因と対策法をTOEIC860の僕が解説」を参考にしてください。
読むのが遅い
先ほどTOEICでは、問題を解き終わることが重要という話をしました。
なので読解速度というのも非常に重要です。
読解速度を上げると英語の処理能力が上がるので、リスニングにも良い影響を及ぼし一石二鳥です。
読解速度が遅い人は、返り読みの癖がついているか、英語を読んできた量が少ないことが多いです。
オススメは「精読」と「多読」です。
精読は英文をじっくりと分析しながら読んでいく行為です。
英文を構造を分解しながら、文の要素を明確にして理解イメージです。
これをひたすら繰り返し練習すると、英語を返り読みすることなく、英語の語順のまま瞬時に理解できるようになります。
詳しくは、「TOEICリーディングが伸び悩んでいる人は精読すべし!具体的なやり方を解説」を参考にしてください。
加えて、英語をこれまであまり読んでこなかった人には「多読」がオススメです。
多読は英語のニュースや洋書など英語の文章を大量に読む行為です。
僕もハリーポッターの要所にハマって読みまくったことで、英語力と読解速度が飛躍的にアップしました。
勉強の気分転換にもなるので非常にオススメです。
多読に関しては「【TOEICに効果抜群の多読】ハリーポッターで100万語達成する魔法の方法」を参考にしてください。
解き方(テクニック不足)
リーディングパートで高得点をとるには、ある程度テクニックを習得していることが重要です。
特にTOEICのリーディングパートでは再三申しているように、時間配分が非常に重要です。
加えて、part7では、文が2つ3つ組み合わさった、ダブルパッセージやトリプルパッセージといった問題が出題されます。
そこで、「いかに問題を素早く解くか」という技術と、「それぞれのpartに合わせた解き方」を身につけることが重要です。
point
・いかに早く解くか
・それぞれのpartに合わせた解き方
テクニックを学ぶには、TOEIC L&Rテスト直前の技術という教材がオススメです。
これはそれぞれのパートについて使える解き方やテクニックついて解説した本です。
2週間もあれば終わる内容なので非常にオススメです。
またそれぞれのpartの解き方については、私のサイトでも記事を書いているので参考にしてみてください。