英単語が覚えられない
どうやって覚えるのが効率的なの?
どんな単語帳使えばいいの?
このように悩んでいる方も多いでしょう。
TOEICのスコアを上げるためには英単語をマスターすることが必須です。
今回は2ヶ月で860点を獲得した経験から、TOEICのスコアを最短で上げていくために効果的な、単語を覚えていく方法について解説したいと思います。
なぜ単語を覚えることが需要なのか?
TOEICのスコアを上げるうえで、単語を最初に覚えることは重要です。
まず大前提として英語における単語とは、数学における、数字や記号と同じような意味があります。
文法を学習するにも、長文を読むにも単語はもちろん絶対出てきます。
そのため最初に単語を覚えてしまえば、その後の学習の効率が非常によくなります。
ここで、その都度わからない単語は、調べればいいのではないかと、考える方もいるかもしれません。
これは非常に効率が悪いです。
いわば数学において1や2や、+、ーの意味がわからない、あるいは公式がわからずに問題を解こうとして、その都度調べるのと同じです。。
しかし英語が苦手な方の多くは、単語の多さゆえに、単語を覚えることをめんどくさがってしまいます。
実はスコアが伸びない人は、単純に単語の覚え方が甘いために、文法や長文まで伸び悩んでいることが多いです。
また国語などで考えてみると、もし
私は英語が好きです
という文章があったとして、
「私」 「は」 「英語」 「が」「すき」「です」
というそれぞれの単語の意味がわかっていないのに、主語が、述語が、節が、などの話をしても非常に難しいでしょう。
その後の勉強を進める上でも、単語を覚えてしまうことは最も効率が良いのです。
記憶のメカニズム
TOEICに効果的な単語の覚え方を解説する前に、記憶のメカニズムについて知って頂くのがオススメです。
以下の記事で、記憶のメカニズムや記憶法について解説しているので参考にしてください。
TOEICに効果的な単語の覚え方
TOEICのスコアを効果的に上げるためには単語を覚える際に2つポイントがあります。
音で覚える
大学受験をした多くの方は経験があると思いますが、高校の授業では英単語を書いて覚えることが求めることが求められます。
大学受験では英作文や、英訳の問題が出ることが多いので、必然的に英単語の綴りを細かく覚える必要があります。
なぜなら綴りが間違っていると減点されてしまうからです。
しかし、TOEICのL&Rのテストで重要なのは
・聞き取れること
・英単語の意味がわかること
そのため書いて覚えることは効果的ではありません。
それよりも
・聞いた時にどういう単語かわかること
・英文を見て瞬時に単語のニュアンスがわかること
が重要です。
特にリスニング力を上げたいなら、単語を音で覚えてることは必須です。
そこで単語帳としては音声がついているものを選びましょう。
また模試を解いてわからない単語の発音をインプットしていくのも効果的です。
英語のまま覚える
大学受験では、英語を日本語訳で覚えることが求められます。
もちろんTOEICの単語も日本語の意味を理解していることは重要です。
しかし、TOEICでは英語を高速で処理することが求められるため、いちいち日本語に訳すのではなく、英語のまま、意味のイメージを理解しておくのがオススメです。
手順としては単語を文の中で覚えていくのがコツです。
日本語の意味よりも、単語帳に載っている英文ごと覚えるのがオススメです。
この時英文を見てどういう状況かイメージするようにします。
こうしておくと単語帳を何周もすることで、いちいち日本語に訳さなくても英語のまま理解できるようになります。
名詞、動詞優先で覚える優先で覚える
もちろんわからない単語を、全て覚えていくことも重要ですが、初心者の方は、名詞と動詞の頻出単語は、確実に覚えるようにしましょう。
リスニングやリーディングでは名詞や動詞の意味がわからないと、一気に英文の意味がわからなくなります。
もちろん副詞も大切ですが、優先順位としては名詞と動詞は確実に抑えましょう。
単語帳の最強の覚え方
単語帳を覚える際に重要なのは、各単語に触れる回数を増やすことです。
単語を覚えられない人の多くは、単語帳の1周目で全て覚えようとしてしまいます。
脳は何度も触れた情報を重要だと認識し、長期記憶に残す性質があります。
なので1個1個の単語に時間を使いすぎず、どんどん繰り返すことが重要です。
また単語を書くのはNGです。
時間がかかりますし、TOEICでは綴りが書ける必要はないので。
余裕があれば、単語の音声を聴きながら覚えていくと、リスニングに非常に効果的です。
単語の覚え方に関しても次の記事を参考にしてください。
単語帳を覚えるには習慣化が必須
単語帳を短期間でマスターするには習慣化することが重要です。
できるだけ毎日単語帳に触れることは、単語帳を早く終えられるだけでなく、単語に触れる回数を増やせるため、長期記憶に残りやすくなります。
毎日勉強するためには、単語帳を見ることを習慣化できれば、非常に効果的ですが、新しい行動を習慣にするには一般的に66日かかると言われています。(参考論文)
そこで習慣化のための裏技を紹介します。
それは通勤、トイレ、お風呂、歯を磨きながら、など現在ある習慣にくっつけることです。
すでにある習慣に単語帳学習を組み合わせるだけで、本来66日もかかる習慣化が一気に行えます。
ポイントは単語帳学習が、1番やりやすい習慣にくっつけることです。
通勤時間は人が満員で単語帳を見るのが難しいという方は、無理にそこでやろうとせず、お風呂の時間など、自分が続けやすい場面で行うことが重要です。
これは意外と強力で特に勉強しようとしなくても単語をどんどん覚えていけるのでオススメです。
僕は受験時代の参考書にもかなりこの方法を用いました。
ものは試しでやってみてください。
模試を使った語彙の増やし方
単語帳だけでは模試の中でわからない単語が出てくると思います。
それらを網羅していくことで語彙力をどんどん上げていくことができます。
単語帳に載っていない単語で分からないものが、長文中にあった場合、それらをノートにかき、自分専用の単語帳を作ると有効です。
これをやっていくと、よく出る単語はほとんど網羅でき、単語帳と合わせて、ほぼ分からない単語がなくなります。
自分専用のノートの作り方としては、僕はCampasのノートを使いました。
オリジナル単語帳の作り方
まずページを三等分するように線を引きます。
そして一番右の線で、画像にある折り目のように折り返します。
すると次のようになります。
そして裏のページに日本語の答えを書けば専用の単語帳の完成です。
最後に折り返したところに沿って、表紙を切れば、自分専用の単語帳が出来上がりです。
一見ややこしいですが、実際やってみるとわかると思います。
このようにして、長文に出てきた分からない単語を、どんどん書いていけば、語彙がどんどん増えていきます。
TOEICには語彙が非常に重要です。
気づいた時には、楽に長文が読めるようになっているでしょう。
初心者にオススメの単語帳
初心者にオススメは単語数が多すぎない単語帳です。
繰り返すことが重要といいましたが、知らない単語が多い状態で、単語数が多い単語帳をするのは非常に大変です。
中級者以上である程度知っている単語数が多い方は、単語数が多い単語帳でもこなせますが、初心者にはオススメしません。
それよりも単語帳を早めに終わらせて、模試や文法書に時間を使っていただきたいです。
そこでオススメの単語帳は「TOEIC TEST英単語出るとこだけ! 得点に直結する最重要630語」という教材です。
この単語帳は630語で、金フレなどが1000語ほどあるのに対しかなり少ないです。
しかし頻出単語がしっかりと入っているので、この単語帳だけで高得点も可能です。
僕はこの単語帳だけで860点取ることができました。
900点以上を目指す方はもう少し単語数の多い単語帳をやってもいいかもしれません。
TOEICのパート別の対策に関しては次の記事を参考にしてください。