リスニングが全然上がらない!
TOEICを勉強していく中で、リスニングのスコアをどうやって上げていくかは悩みの種ですよね。
僕自身リスニングがとても苦手で、なかなかスコアが上がらず苦労しました。
多聴やシャドーイング、聞き流し、2倍速で聞くなど色々試しましたが、どれも飛躍的にリスニング力を上げるには至りませんでした。
しかしリスニングに関して様々な情報を得ていく中で、原因がリスニングをあげる上で重要な「○○」を勉強していなかったからだということに気づきました。
この〇〇について話す前に、TOEICで高得点をとるためにはリスニングが非常に重要である理由について話します。
TOEIC高得点にはリスニング力向上が必須!
これは、リスニングがリーディングに比べて圧倒的に点が取りやすいからです。
次のグラフを見てください。
(参照 https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/DAA.pdf)
このグラフでは、濃い青がリスニング、薄い青がリーディングとなっていますので、リスニングの方が30%も平均スコアが高くなっています。
TOEICのリーディングは問題数がかなり多く解き終わらない人も多いです。
対してリスニングは、慣れさえすればかなり高得点を狙えます。
手っ取り早く高得点を取りたい方にとってはリスニングスコアを上げるのがとてもコスパの良い方法です!
ではリスニング力向上に重要な○○とは何なのか?
それは発音記号です!
発音記号がリスニング対策に効果的な理由
リスニング力を上げるのには発音記号の勉強が非常に効果的です
英語と日本語は発音の仕方が根本的に異なります。
そのため発音記号を勉強していないと、厳密には英語は聞き取れません。
例えば、「the」という単語を単に「ザ」と発音する方が多いですよね。
しかしこの発音は正確には「ðə」と言う発音記号です。
ゆっくり話してくれる時はなんとか聞き取れる場合もありますが、実際の会話のスピードで意味を理解しようとした時に、間違った発音で英語を認識して居るのは致命的です。
発音記号の勉強はコスパ良し!
発音記号は量がとても少なく、単語などを覚えるよりもはるかに少ない労力で、リスニング力を爆発的に上げる事ができます。
母音と子音の発音記号を合わせても50個ほどですし、同じような記号も多いので、覚えるのはそれほど大変じゃないです。
なんでやらないと損です!
勉強のモチベーションに繋がる
発音記号を勉強していくと、自分の英語の発音がネイティブっぽくなっていくのを実感できます。
カタカナ英語ではなく、かっこいい英語が話せるようになると、スピーキングのモチベーションも上がるし、英語学習自体のやる気も上がるというメリットもあります。
一石二鳥、三鳥あるのでぜひ試して欲しいです。
オススメ本4選
では発音記号の勉強にオススメの本を4つ紹介します。
英語耳 (初心者向け)
非常に有名な本でかつわかりやすく、短期間で発音記号をマスターしたい方におすすめです。
最初に基本的な発音記号を舌の位置まで図なども用いて詳しく書いてあります。また英語特有の音の変化に関しても書かれており、発音初学者にとっては非常に良書です。
具体的な使い方は書籍内でも解説されていますが、発音の練習は、野球やその他のスポーツの練習のように、ゆ舌を動かす練習です。そのため勉強というよりは何度も繰り返し、舌の使い方を練習することで、習得していくことができます。
初級英語音声学(初・中級者向け)
こちらもかなり初心者向けの本です。
英語耳が基本的な発音記号を紹介しているのに対し、初級英語音声学では、アクセントや、リズム、イントネーションなど、より詳しく学ぶことができます。
しかし非常に初心者向けに書かれているので、英語耳で物足りないという方は、ぜひ手にとって欲しいです。
上級者向け
ここからはやや上級編です。
というのも、以下紹介する2冊は英語で書かれているからです。
全部英語なので、ある程度英語力がないと読破するのが難しいです。
また200ページほどあるので、かなり根気が入ります。
しかし、マスターすればネイティブ並みの発音を手に入れることができます。
(僕自身まだ読破できていません笑笑)
American Accent Training
英語学習で有名な「Atsueigo」さんも紹介していた本で、発音勉強に関する書籍として非常に有名です。
アマゾンのAudibleで聞くこともできるので、そちらで試してみるのもいいかもしれません。
書籍版は4500円程でやや高いです笑
Mastering the American Accent
こちらも発音勉強に関して非常に有名な本です。
American Accent Trainingよりも安く、音声もダウンロードできるので、こちらから始めてもいいかもしれません。
オススメの使い方
「英語耳」→「初級英語音声学」
という流れがオススメです。
まず、英語耳で基本的な発音記号を学びます。
英語耳はできるだけ毎日繰り返すようにしましょう。英語耳の作者の松澤善好氏も「発音の練習は野球の素振りのようなものだ」と解説しています。毎日繰り返すことで、自分のものにしていきましょう。
練習を繰り返して、ある程度自分のものになったと感じたら、初級英語音声学では、アクセントや、リズム、イントネーションなどを学んでいきましょう。
さらに高みを目指す方は、Mastering the American Accent やAmerican Accent Trainingを使って、ネイティブ並みのスピーキング力を手に入れましょう。